所有権移転登記の後に料金お支払いにしている理由はこういう理由です。

土地を手放したいというお悩みの方の中には、原野商法で騙されて不動産を買ってしまった方もいらっしゃいます。

原野商法については、日本政府のホームページ上に詳しいカラーの挿絵付きの記事で情報が提供されております。お時間があれば、下のリンク先を読まれてみてください。以下については、リンク先を読まなくてもわかる様にご説明いたします。

この原野商法は、1970~1980年代に多発した詐欺になります。山林が将来的に開発されるので、土地の値段が値上がりする前に購入することを促されて購入してしまったケースです。

昔はこういうブラックかグレーか分からない、分かりづらい詐欺が横行していたのかもしれません。本当に気の毒です。

そして、最悪なのが、最近になって再び二次被害を受けてしまっている話が、上の参考リンク先に書かれてあります。

つまり、1970~1980年代に多発した原野商法で騙された人が、近年になって再び、「山林を購入したい人がいると言われたので、調査や測量のために100万円を先に支払った」というような話があります。

つまり2回重ねて騙されてしまっており、2回目はお金だけ出してしまっているケースは、当社としては本当に残念で気の毒な状況だと思っています。

権利の移動と代金の移動はどっちを先にすべき?

何を購入するときもそうですが、物品をスーパーなどで買うときは、お金と物品の受渡しはほぼ同時です。

お店の中で商品を選んで、レジに持って行って料金計算してもらってお金を払って、商品を渡されます。厳密に言ったら、お金の支払いが先で、そのあとに商品の受渡しがされていると言っても良いかもしれません。

不動産業界に入ったときにまず先に疑問になったことがこの順序です。

新築住宅の場合は、少し状況が異なるのでここでは割愛しますが、中古住宅や土地を購入する場合は商品(住宅や土地)の代金支払いが先に行われます

これについては前回、下のリンク先に書きました。

登記簿とはどういうものだったか軽く思い出したい方へ

私がこの不動産業界で学び始めのときに、とても疑問になったことはこういうことです。

中古住宅を買う売買契約を行った後、売買契約だけでは前述の通り、所有権は移転しませんので、後日に売買契約で決められた決済日に集まって代金を支払い、所有権を移転します。

大抵の場合、決済日になると皆さんで午前中に銀行に集まり、司法書士先生が売主の本人確認などを行い、確認が取れたら代金の支払いを買主に行います。その後、午後になってから司法書士先生が法務局に訪問して移転登記の申請を行う流れです。

時間の流れだけを見ると、お金の支払いを受けたあとに、権利の移動がしばらくして行われています。

スーパーで野菜を買う時も、不動産を買う時も、代金の支払いが先・・・

この事実がとっても疑問でしたし、今でも疑問です。実際のところ司法書士先生が報酬のもと責任をもって手続きしますので、不安はありませんが、不安がゼロではありません。

大抵の場合、決済日の午前中に銀行に集まり、午後になって先生が法務局に申請することになりますが、午後ってことは、大事な書類をもったままお昼の食事、休憩をはさんで法務局に出向くのでしょうか?

例えば、5000万の中古住宅を買った人にとっては、5000万支払った直後、まだ中古住宅は自分のものではありません。

スーパーで野菜を買うことと不動産を買うことは全く別です。

不動産は持ち運ぶことが当然できないので、不動産を所有するということは権利の所有です。つまり、登記簿の名簿の書き換えを行えば所有が変わります。

したがって、お金の移動を先にするのではなく、登記簿の書き換えをさきに行なって、その後お金の移動を行う方が消費者保護の観点から良いのではないでしょうか。

名簿の書き換えをさきに行うときは、その後お金の移動が行われない場合を想定して、登記簿の書き換えを抹消する申請も同時にもらっておけばよいと思うのです。

らくぽいのお困り不動産のお引取は、逆

原野商法の二次被害の様に、先にお金だけ支払ってしまったということが絶対にないようにしないといけません。

らくぽいの取引では先に所有権の移転を行います。つまり、

ご自分の不動産ではなくなったことをしっかり確認頂いてから、代金のお支払いをして頂く

という流れになります。

もし何かしらの理由で代金のお支払いができなくなってしまったら、その時は所有権の移転を取り消します。

中古住宅ほどの金額ではないにしても、大金が移動します。

原野商法で騙されて懐疑的にならざるを得ない方もたくさんいらっしゃいます。

気持ちよくお取引ができるよう、代金のお支払いはすべて完了したら行えばよいのです。

登記簿の書き換えは削除部分に下線ですべて残る

通常の不動産取引において、なぜ登記簿の書き換えを一番最後に行うかの疑問ですが、ある程度法律に詳しい方に伺ってもしっかりした回答はありませんでした。

おそらく登記簿の書き換えを先に行うと、錯誤による修正が頻繁に行われ、削除部分に下線が引かれてごちゃごちゃに分かりにくくなるからだと思われます。

すでに分かりづらい登記簿はたくさんありますが、もっと酷いことになると想像できます。

そんな感じの理解でここは終わらしておきたいと思います(笑)

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